実例紹介

T・K邸 外観写真

広々した空間構成と個性的なデザイン、
将来の暮らしにも対応できる機能性。
住む人のこだわりを満足させるオリジナリティの
高い住まいを実現するため、
T・K 邸では3つの角度から空間設計に臨みました。
外観は、落ち着いた中にもポップな印象を与えるために
外壁はサイディングを1・2階で色味を変え、
玄関ポーチの柱はレンガ貼り、ベランダのトーンにも配慮しています。
そして外観の色調を引き締める強いアクセントとして、
玄関ポーチ横のピロティーの梁に黄色を採用しました。

Concept 御坊市藤田町/T・K邸

竣工日/平成11年10月10日

住まい全体のイメージを印象づけるゆったりとした玄関

玄関は住まいの顔。だから扉を開けたときの印象を大切にしたいというご要望をかなえるため、何よりも雰囲気づくりに配慮しました。玄関ホールは広々したスペースを確保し、間接照明と自然光がほどよく融和する採光、天井に曲線を描く意匠を施すことでやわらかな空間に仕上がりました。

洋が和に溶け込み独特の雰囲気が漂うリビング

明るく健康的な空間に仕上げるため、南側からの採光が十分に取り込める大きな窓に加え、東側にも小窓を設けました。棚やベンチなどの造り付け家具は、ご夫婦からのご要望で設置しましたが、シンプルになりすぎないよう畳コーナーの棚のデザインにはアクセントをつけています。また、室内全体の印象が単調にならないよう、ムクの輸入材で腰壁にし、畳コーナーの天井や窓枠もデザイン性に考慮しています。

敷地を無駄なく活用するため2間つづきの和室は2階に配置

ご夫婦のご意向で、8帖と6帖の2間続きの和室は2階に配置しました。1階に仏間を設けると2階の間取りに制約が多くなるため、T・K邸の間取りは敷地を有効に使う一つの手法といえます。造りは、仏事や催事に対応できるよう、じゅらく壁で竿緑天井、仏間と床の間を設けています。

Appeal Point

誰もがゆったりくつろげる機能性優れたリビングの畳コーナー

リビングの畳コーナーは、食事や団らんのスペースはカウンターのある畳コーナーにしたいというご主人のご要望にもとづいて設計しました。カウンターは掘りコタツのように足を下に伸ばして腰がかけられ、またキッチンと対面なので機能性にも優れています。畳コーナーの高さは椅子とほぼ同じ40センチ。この高さを利用して収納用の引き出しを設けたのもご主人のアイデア。洋の中に融和した和のほのぼのした雰囲気は、ご友人たちにも好評のようです。T・K邸のリビングは、詳細にわたる希望を具体化していくプロセスで当社の設計力が存分に発揮できた実例の一つです。

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