実例紹介

S・T邸 外観写真

S・T 邸の設計コンセプトは、住宅設計における
基本ともいえるテーマ、〈永く、そして快適に暮らせる住まい〉。
そのため、室内においては年の経過とともに変化する生活スタイルに対応でき、
数十年にわたってもご家族が快適に暮らせる間取りを追求しました。
外観もまた〈永く暮らす〉というコンセプトにもとづいて、
ご家族の夢を育み、成長のステージであることを表現する
存在感と重厚感を基調にデザインしました。

Concept 御坊市湯川町/S・T邸

吹き抜けによって伸びやかな空間が実現目的にあわせて多様な演出が可能なLD

LDは、畳コーナを合わせて約30帖。畳コーナーを吹き抜けにしたことでパティオからの光も存分に取り入れられリビングはゆとりと開放感に満ちた空間に仕上がりました。写真左側の廊下は親世帯に、右側の扉は玄関に通じています。ご一家は現在、LDをひとつの空間としてご使用になられていますが、家具などで仕切れば生活スタイルや目的に応じて独立した空間を演出することができます。

凛とした中にもやわらかな雰囲気を表現

親世帯に設けた和室は、仏間や床の間などご親戚の集いや催事に対応できる作りになっていますが、意匠については、住まい全体の雰囲気と統一感のある現代的なデザインでまとめました。証明はすべてダウンライトにし、写真奥の天井にもライトを設置することで和室独特の凛とした空間に柔らかさを表現しています。

お子さんの成長にあわせて分割可能な子供部屋

子世帯の2階は、ご夫婦の寝室とウォークインクロゼット、子供部屋という構成になっています。この部屋は2人のお嬢さんの子供部屋。扉は一つですが、窓を2つ設けているのでお子さんの成長に応じて書棚や家具などで空間を分割することができます。

やわらかな光と広がりをもたらす吹き抜け

畳コーナーの吹き抜けは、リビングへの採光だけでなく、階段まわりや2階の廊下にもパティオからの自然の光が取り入れられ、空間に広がりをもたらす効果を発揮しています。写真では確認できませんが、この空間の柔らかい雰囲気をより強調するために吹き抜けの天井はR型になっています。

Appeal Point

ご家族の志向で演出できる空間 -パティオ-

狭小地や周辺が建て込んでいて採光が望めない場合に中庭を設けて、上からの光を取り入れるケースは多くありますが、S・T邸はむしろ敷地の広さを生かし、二世帯の独立性の確保とご家族の暮らし方で多様に演出できる遊びの空間を表現するためにパティオを設けました。現在は室内に自然の光と風を呼び込む空間、また玄関横に位置していることもあり、視覚的にゆとりを感じさせる空間として機能していますが、庭としてガーデニングを楽しんだり、もう一つのアウトドアリビングとして活用することもで可能です。パティオのほかS・T邸にはテラスが2つあり、ご家族自身が演出していただける空間を何ヶ所にも設けたのも永く、心地良く暮らせる住まいを追求したからにほかなりません。

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