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中村邸の設計に際して、ご夫婦から2つの要望が提示されました。 |
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竣工日/平成10年3月10日 | ![]() |
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木質材料を豊富に使ってほしいというのは奥様から提示されたご要望の一つでした。家具と建具の設計もご依頼いただいたので、色調、デザインのバランスがとれたリビングに仕上げることができました。家具を作り付けにすると室内空間を有効に使えるうえ、見た目もスッキリします。天井の照明器具も木とアクリル板によるオーダーメイドです。また、壁は間接照明の効果に配慮し、アクリル系の吹き付けを採用しています。キッチンの収納はリビングとの仕切りにもなるよう設計しました。 |
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上がり框をアールにして空間にやわらかさを出しました。玄関収納だけなので、ホールの壁に飾り棚を創作したほか、スリッパ起きもインテリアの一つとして設計しました。また、中村邸は来客用の和室を除き、全室にナラやシナ材のベニヤを使って室内に変化と安らぎを与えています。右側の扉は洗面・浴室です。 |
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「食事は畳の間で」と言うご主人の意向で、ダイニング兼家族団らんの間としての和室をキッチンの隣に設けました。正式な和室ではないので、室内のデザインや色調は洋室感覚を取り入れた設計にしています。壁はリビングと調和し、和室らしさを感じられるように少し位置の高いよう壁にしました。写真右の押し入れ、左の家具もオーダーメイドです。 |
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和室は、ご主人から出された条件どおり、床の間、仏間、長押を設け、お客様やご親戚を接待できる造りになっています。そのため、玄関ホールからの侵入時を意識して、スリッパを脱ぐスペースにも配慮しました。また左側引き戸は隣のリビングと違和感がないデザインにしました。 |
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リビングの造り付け収納家具は、「CDジャケットをインテリアの一つにしたい」という音楽好きの奥様のご要望をもとに設計しました。CDを建て掛けているところは引き出しになっていて、中はCDケースに合わせた仕切りを付けています。リビングにこうした造り付け家具を据えると、テレビやオーディオも収めることができ、生活空間を広々使えるだけでなく、(隠す)と(見せる)収納を使い分け、インテリアに生かすこともできます。またキッチンであれば、食器棚や収納庫に替わる細々したものもすっきり収まる設計が可能です。壁や天井、床など室内のデザインや色調を統一したり、アクセントをつけたりできるのもオーダーメイド家具のメリットです。 |
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